Elements of Style 2017を読んでみた

ちょっと前にElements of StyleがTwitterで話題になったので買って読んでみました。

Elements of Styleは英文を書くための基本的なルールについてまとめられた本です。
100年ぐらい前に出版されたのが最初のようで、今でも色褪せずに人気の本のようです。

さすがに100年前たっているので、いくつか種類(版)があるようでFourth Editionと迷ったけど最新っぽい2017を買ってみました。

他の種類を読んだわけではないけど、WebやSNSでの使い方についても触れているところが2017版なんだと思います。


ピリオドやカンマはどういう時に使うのかという本当に基本的なことから説明してくれます。
また、ピリオドやカンマは英語とともにずっと存在していたものではなくて、昔はピリオドやカンマを使ったり使わなかったり地域によってバラバラで、印刷技術が発達し印刷物が広く普及していったタイミングで、今のようなルールに統一されていったという話も織り交ぜられていました。


あと学校の授業ではあまり扱わない(記憶がない)コロンやセミコロン、カッコの使い方についても説明されていました。
コロンやセミコロンが使われた文章をなんとなく読んでいたので、使って書けと言われたらルールがわからず書けない。。。ということを改めて知ることができました。


記法ルールだけではなく、伝えるための英文として受動態や否定文は伝わりにくいから能動態や肯定文で説明するようにということも書かれています。
さらに、こういった説明が淡々と説明されるだけではなく、伝わりやすい英文と伝わりにくい英文のサンプル文を併記してくれるので、ちょっと説明文がわからなくても例文を見ればわかるところもありました。


読んだ感想として、この本は正しくライティングできるだけの本ではなく、リーディングをするときににも役立つと思いました。
日本語でもルールを守っていない文章だと内容も信用してよいかどうか自然と見る目が厳しくなることがあるように、英語で情報収集をする際には情報の確かさを見極める武器になると思いました。