実践リーンスタートアップ読んでみた
コード視点では得られなかった様々な知見を学ばせていただいた。
リーンスタートアップ
- 乏しい時間リソースの有効活用を第一とする。
- 単位時間当たりの、顧客に関する学習量を最大化する
- 速度・学習・集中
- スタートアップとは常にリスクがつきまとう。そのリスクを軽減させる仕組みである。
- ただし銀の弾丸ではない
全体の流れ
- プランを文書化する。共有する。
- プランで最もリスクの高い部分を見つける
- プランを体系的にテストする
※プラン = ビジネス ≠ デバッグ, 試験
※スタートアップの話なので、スタートアップ後の経営については触れない
Step1.リーンキャンパス
プランを文書化する。共有する。
- 事業計画書のように多大な時間を費やさず、先へ進める
- 紙1枚に収まる簡潔な内容
- 課題
- 顧客セグメント
- 独自の価値提案(説得力のあるメッセージ)
- ソリューション
- チャネル(顧客への経路 例:AppStore, SNS, 同窓会)
- 収益の流れ
- コスト構造
- 主要指数(計測する活動)
- 圧倒的な優位性
Step2.課題/解決 検証
プランで最もリスクの高い部分を見つける
解決に値する課題はあるか?
- 顧客が必要としているか
- お金を支払ってくれるか
- 解決可能か
手段
定性的な顧客観察とインタビュー技法を組み合わせて実施
成果
課題に対するMVP(最小限の機能で構成された製品)へブラッシュアップ
Step3.製品/市場 検証
プランを体系的にテストする
誰かに必要とされるものを作ったか?
そのソリューションがどれだけ課題を解決したかテストする
- > 誰かに必要とされるものを構築したか計測する
- > 学習しながらスタートアップの方向性を変更する
手段
顧客へのインタビュー
- 課題インタビュー
- ソリューションインタビュー
- MVPインタビュー
ポイント
この時点で「成長」「最適化」しすぎないこと
「検証での学習」「プランの改善」に集中すること
成果
顧客に必要とされる製品
教訓
- 頭の中で描いたビジネスモデルには、フィルターがかかり慢心、過信してしまうので書き出すこと
- アイデアは安くても、取り組むコストは高い
- 成功する製品をつくるということは、リスクを緩和すること
- スタートアップの最も大きなリスクは、誰もほしくないものを作ること
- 自分の中の完璧を目指しすぎない。顧客から学習し進路を修正すること
- 解決したい課題を現在解決している競合品に目を向け、上回る価値を作ること
- 学ぶのは顧客の要望や意見ではなく、観察ししぐさや振る舞いから学ぶこと
- 製品にお金を払ってくれる人が「顧客」。「ユーザ」はお金を支払ってくれない。