一億人の英文法

今回は、一億人の英文法。
学校のようにS+V+O的なルール教材ではなく、ネイティブにとっての文法イメージ・感覚を図説するというコンセプトに惹かれて買いました。
教材としてかなり有名なようで、自分も本屋で何度となく見かけた表紙でした。

ざっくり紹介すると

  • 英語を話せるようになることを主眼としている
  • つまり古臭い・堅苦しい言い回しはプライオリティ低く扱う
  • ネイティブはしゃべるときに、どう文法をイメージしているのか
  • 英語における文法の役割
  • 似たような言葉のニュアンス(違い)
  • 修飾・時制等々

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  • 10日とか短期間で一気に学習すること推奨
  • 練習問題なし
  • ひたすら音読
  • 700ページぐらい

やってみて

中高生のとき、いつも英文法はなんでそうなるの?なんで同じなの?といつも腑に落ちない感じがつきまとまっていました。
この本は、なんで?に非常にわかりやすい例え・ニュアンス・図で説明してくれてました。だからなのかーと、色々納得。


特に個人的にブレイクスルーだったのが、「英語は配置の言語である」ことでした。
日本語は主語動詞が最初に来ようと最後だろうと意味は通じるけど、英語は配置・順番で意味を解釈する。
それでS+V+Oとかルールのように説明するんだとやっとこさ理解。中学生の自分に教えてあげたい。。。


さらに、ネイティブはどういうニュアンスで使っているのかを丁寧に説明&日本語と似ている・違う部分を説明してくれてるのが非常に良いです。
今まで英文を読んでてイマイチピンとこない・アルファベットの羅列だったものが、薄ぼんやりとニュアンスをイメージでき少し英文に親しみが湧いてきました。


ちなみに、1順するのに20日ぐらいかかりました。
一気にやらないと最初の方(基本)や細々したことを忘れてしまって、関連付けて理解or記憶できなくなるから学習効率悪そう。
ページ数多いですが、文法用語を多用せず平易な言葉で説明されてるのでサクサク読めていい感じだし、納得できるしでモチベーションは上がる一方。
もっと早く買っていればと後悔するほどでした。